← 街へ戻る

SNSマーケティングを個人で始める手順と挫折しない続け方

Premiere Pro約2分で読めます

個人でSNSマーケティングを始めるには、何から手をつければいいのでしょうか。結論から言うと、「誰に何を届けるか」を一つに絞り、一つのSNSで90日間投稿を続けるのが最短ルートです。フォロワー数より反応の質を見て改善する習慣が、成果を分けます。

個人のSNSマーケティングは「絞るほど強くなる」

個人がSNSで成果を出す鍵は、規模ではなく焦点の狭さにあります。企業のような予算や人手がない代わりに、個人には「顔が見える」「判断が速い」という武器があるからです。

企業アカウントとの違い

企業アカウントは、ブランドイメージを守るために投稿の自由度がどうしても下がります。社内チェックを何重にも通すうちに、言葉の温度が抜けてしまうのです。現場で見てきた限り、担当者が「本当はもっと踏み込みたい」と感じている投稿は少なくありません。

個人なら、失敗談も試行錯誤の途中経過も、そのまま発信の材料になります。完成された正解より「一緒に学んでいる感覚」に、人は集まるもの。

個人が持つ3つの武器

  • 共感:学び途中の悩みは、同じ立場の人に強く刺さる
  • スピード:思いついた企画を、その日のうちに投稿できる
  • 一貫性:一人の視点で語り続けるため、世界観がぶれにくい

ただし、この武器は「誰に向けて話しているか」が曖昧だと機能しません。全員に好かれようとした瞬間、個人の強みは消えてしまいます。

始める前に決めたい3つの設計

「絞る」を具体的な形にするために、最初に決めたいのは「誰に」「何を」「どこで」の3点です。ここが固まらないまま投稿を始めると、どれだけ編集技術を磨いても反応は安定しません。

ターゲットは「1人の具体的な人」で描く

「20代の女性」「副業に興味がある人」といった属性だけでは、投稿で使う言葉がぼやけてしまいます。おすすめは、実在しそうな1人を細かく想像する方法です。

たとえば「事務職で働きながら、夜にCanvaでバナー制作を練習している27歳。ポートフォリオに何を載せればいいか迷っている」という具合。ここまで描けると、使うべき言葉や投稿する時間帯まで自然に見えてきます。

発信テーマは「得意」と「学び途中」の交差点

未経験だから発信できない、と考える人は多いものの、実は逆です。

完全に習得した人より、半歩先を歩いている人のほうが、初心者のつまずきを具体的に言語化できます。動画編集を学び始めて2か月なら、「最初の1か月で挫折しかけたポイント」は立派なコンテンツ。あなたが今まさにつまずいている点こそ、誰かが検索している悩みなのです。

筆者の経験では、テーマを決めるときは次の2つを紙に書き出すと迷いが減ります。

  1. これまでの仕事や趣味で、人からよく聞かれる話題
  2. 今学んでいて、3か月後の自分なら説明できそうなこと

この2つが重なる領域が、続けやすく、信頼も得やすい発信テーマです。

プラットフォームは「得意な表現形式」で選ぶ

SNS選びで迷ったら、流行りより自分が作りやすい形式を優先してください。続けられないSNSで成果が出ることは、まずありません。

SNS 向いている表現 相性のよいスキル
Instagram 画像カルーセル・リール デザイン、写真
TikTok 縦型ショート動画 動画編集、話す力
YouTube 長尺動画・ショート 動画編集、構成力
X 短文・スレッド 文章、企画力
note 長文記事 文章、編集

意外と見落としがちなのが、「最初から複数のSNSを同時運用しない」ことです。一つで型ができてから、同じ素材を別のSNS向けに再編集するほうが、結果的に早く広がります。

投稿を「作品」として設計する

ターゲットとテーマが決まったら、次に磨くのは投稿の質です。個人のSNS発信では、動画やデザインのスキルがそのまま「指を止めてもらう力」に変わります。

最初の1秒とサムネイルで勝負が決まる

タイムラインを流れる指は、想像以上に速く動いているもの。冒頭の1秒、あるいはカルーセルの1枚目で「自分ごとだ」と思わせられなければ、中身がどれほど丁寧でも読まれないのが現実です。

具体的には、次の3点を意識してみてください。

  • 1枚目・冒頭に「誰の、どんな悩みか」を文字で入れる
  • 文字量は3秒で読める範囲に抑える
  • 背景と文字のコントラストを強めにとる

個人的には、デザインの基礎を学んだ人とそうでない人の差が最も表れるのが、この1枚目だと感じています。

テンプレート化で「作る時間」を削る

毎回ゼロから作っていては、どこかで必ず手が止まるでしょう。

フォント、配色、レイアウト、動画のオープニングとエンディングを固定し、テンプレートとして保存しておきましょう。同じ型で投稿を重ねると、見る側にとっても「あの人の投稿だ」と認識しやすくなるメリットがあります。制作時間の短縮とブランディングを同時に叶える、一石二鳥というわけです。

AIツールは「下書き係」として使う


YOUNIQSは、動画・デザイン・マーケティングを、AIと一緒に学んでいくコミュニティです。

村の案内書を読む →


2026年の今、企画出しや台本の下書き、字幕の自動生成にAIを使うのは当たり前になりました。ただし、AIに丸投げした文章は、どこかで見たような言い回しになりがちです。

AIに構成案を10個ほど出してもらい、自分の体験が語れるものを選んだうえで、最後の言葉選びだけは自分の手で整えてください。この分担なら、スピードと「その人らしさ」を両立できます。

最初の90日間でやること

手応えを感じ始めるまでの目安として、まずは90日を一つの区切りにしましょう。期間を決めておくと「いつまで頑張ればいいのか」という不安が減り、改善の判断もしやすくなります。

1〜30日目:型を見つける

この期間の目的は、数字を伸ばすことではありません。自分が無理なく続けられる投稿頻度と、制作の手順を見つけることです。

  • 投稿頻度は「週3回」など、確実に守れる回数から設定
  • 同じジャンルで伸びているアカウントを5〜10個観察し、構成をメモ
  • 投稿ごとに「狙い」を一言で書き残す習慣づくり

31〜60日目:仮説を立てて試す

30本前後の投稿が溜まると、反応の傾向が少しずつ見えてきます。保存が多い投稿、コメントがつく投稿には、どんな共通点があるでしょうか。

ここで初めて「冒頭の一言を変える」「投稿時間をずらす」といった小さな実験を始めます。一度に変える要素は一つだけ。複数を同時に変えると、何が効いたのか分からなくなるからです。

61〜90日目:勝ちパターンを磨く

反応のよかった型を軸に、テーマを少しずつ広げていく段階に入ります。あわせてプロフィールや固定投稿を見直し、「この人をフォローすると何が得られるのか」が一目で伝わる形に整えましょう。

私が関

参考情報(一次情報)

この記事の著者

YOUNIQS 編集部

動画編集ディレクター / 動画編集スクール運営

動画編集の現場知見と受講者サポートの経験をもとに、実務で使えるノウハウを発信しています。